結婚式の写真撮影を頼まれてみて

先日、友人の結婚式に招待された。その際、単なる参加者としてではなく、写真撮影を頼まれていた。気づいた事をメモしておこうと思う。

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持って行ったカメラ・レンズ

カメラ

カメラはニコンのD7200。遠方からの参加で荷物を減らしたかったのとAFの強さで選んだ。が、正直いってK-1 + 28-105 だけにすれば荷物の量としては変わらなかったと思う。

高感度性能もAPS-Cならこんなもんかと思う。足りなかったけど。

レンズ

レンズは上の三本を持って行ったが、8割くらいAF-P DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6 VR(以後”18-55”)で撮った。これは、18-55がかなりよく写るのもあるし、初めて行く場所で画角がよくわからなかったというのもある。

ズームレンジとしては、18-55mmならばほとんどの場面はカバーできていた。もうすこし長くてもいいようには思える(結婚式なので新郎新婦だけを抜きたいときなど)ので、APS-Cなら16-85mmとか18-135mmとかがいいかもしれない。

TOKINA AT-X 535 (以後"50-135")は全く使わなかった。被写体に近づけない状況は発生しなかった。できればカメラを2台にして一方を18-55、もう一方を50-135にしたかったが荷物と体力的に無理があった。

上のカメラ・レンズに加えて、GN58のスピードライトを一つ持って行き、ほとんどの場面でバウンス発光させ撮影した*1

撮ってみて

  • 必ずRAWで撮る

テキトーに参加する式ならともかく、今回は新郎に頼まれていたのでRAWで撮った。スピードライトを使うとオートホワイトバランスでは追いつけないことも多かったのでRAWから現像は必須。結局現像の時にシャドウもゴリゴリ持ち上げたのでやっぱりRAWでよかった。

結婚式なので人物撮影が主体になる。ということで被写体ブレを防ぐべくほとんどシャッタースピード優先で撮影した。およそ1/250〜1/320くらいで撮っていたと思う。

  • 無限の高感度耐性が欲しい

D7200は高感度に強い方だと思うが、それでも現像してみるとかなりノイズが乗ってしまった。かといってノイズリダクションをかけすぎると像がぼんやりしてしまう。体力さえあればフルサイズセンサのカメラにF2.8通しのズームを使うところだが、そんな体力はない。

  • 初めて行く式場は厳しい

誰もが言うことだが初めて行く式場は広さも明るさも行ってみないとわからない。その辺りを式場に行ってすぐ把握できないと、式はどんどん進んでいき置いていかれる。 会食会場の天井が鏡張りなのには参った。バウンスした光がそのまま反射して返ってくるため、バウンスの意味があまりなかった。

  • 他の人にも撮ってもらう

下手に大きなカメラやストロボを持っていくと「こいつが撮ってるからいいや」と他の参加者が写真を撮ってくれないことがある。カメラが壊れることもあるし、他の人の感覚でしか撮れないシーンもある。周りの人にたくさん写真撮ろうと声をかけておくといいかもしれない。

総括

レンズは焦点距離50mm相当の標準単焦点一本でもよかったかもしれない。プロならともかく、私のような所詮趣味カメラマンが自分のスタイルで撮るなら最も使用頻度が多いカメラ・レンズを使うのがいいと思う。 とはいえ、今回の場合は新郎新婦や参加者同士の距離が近くて撮りやすかったというのもある。もっと広かったら大変だった。 あとはお酒と食事が美味しくてそちらに気を取られてあまり動けなかった。写真で反省点は多いが、リゾートで非日常を味わうことができ、良い結婚式だった。

*1:TTL対応ということで買ったが、TTLが作動していない疑惑が生じている...

イギリスに行くことにした

イギリスに行くことにした。旅行である。

思えば、小さい頃から身の回りにイギリスのものが集まっていた。 小説ならハリーポッターやシャーロックホームズ、指輪物語。音楽ならクイーン、ビートルズセックス・ピストルズもクラッシュもドクター・フィールグッドも好きだ。競馬もそうだ。

別にイギリスに縁がある家庭であったとか、そういうことではない。むしろ何も考えずに選んできたものが多い。それゆえに個々の小説やバンドは好きでもイギリス文化そのものへの憧れのようなものはなかったように思う。

それでも、上に挙げたような作品やバンドを無意識とはいえ好んで集めていたのは事実である。実際にイギリスに行くと、これらをつなぐ何かがわかってしまうのかもしれない。わかればいいと思う。